

診療内容
中耳炎
音は鼓膜を振動さ せ、振動は中耳腔にある耳小骨に伝わり、さらに神経のある内耳へと伝達されます。
中耳炎はこの中耳腔という空洞に炎症性変化をきたした状態のことで、急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎などの疾患があります。
一般に小児によく認められるのは、急性中耳炎と滲出性中耳炎です。
両疾患とも内服や鼻処置などを組み合わせ、きちんと治癒まで治療を行います。
めまい
メニエール病は、めまいの病気としてとても有名で、難聴、耳鳴り、めまいを繰り返す病気です。
めまいは激しく、10分程度から数時間持続してしまうこともあります。
原因は、内耳のリンパ液が過剰な内リンパ水腫といわれ、いわば内耳が水ぶくれになった状態にあるとされています。
しかしなぜ内リンパ水腫になるかははっきりとはわかっていません。
内服治療を中心にめまい発作を起こさないようにコントロールしていきます。

アレルギー性鼻炎

アレルギーは、ダニ・ハウスダストやスギ・ヒノキの花粉などに対する過剰な免疫応答により引き起こされるものです。鼻水、くしゃみ、鼻粘膜の腫れによる鼻づまり、目のかゆみ、のどのかゆみ、皮膚湿疹などの症状が体のさまざまな部分にあらわれます。
アレルギー性鼻炎は、アレルギー症状が鼻にあらわれるもののことで、特に花粉に対するアレルギー性鼻炎を花粉症といいます。
薬物治療、漢方薬治療、レーザー手術などの対症治療や舌下免疫療法(根本治療)を組み合わせてそれぞれの方に適した治療を行います。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は眠っている間に呼吸が止まる病気です。
寝ている間の無呼吸にはなかなか気付くことができませんが、家族からひどいいびきを指摘される方も多いです。
睡眠中、何度も呼吸が止まると、しっかり眠っているつもりでも、深い睡眠を得ることができません。日中に体がだるく、居眠りをしてしまう、起床時に頭が痛い、口が渇く、集中力が続かないなどの症状が出てきます。
CPAP(シーパップ)療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法などを行います。
補聴器
年齢による難聴などで特に治療すべき病気のない場合は聞こえの程度により補聴器の使用をおすすめします。どの程度の聴力になったら補聴器を使えばよいかは、一応の目安はあるものの、生活状況により異なります。
会 話・コミュニケーションに困るようになったら使用する、いわば歩行時の杖のようなものなので、検査結果で一律に使用を決めるわけではありません。
当院は日本耳鼻咽喉科学会認定の補聴器相談医・医院ですのでお気軽にご相談ください。

禁煙外来
禁煙に挑戦してもまたタバコを吸ってしまう。
これはたばこの煙に含まれる、ニコチンが強い依存性を持つためといわれています。
喫煙者は、しばらくすると我慢できず、またもう1本吸いたくなってしまいます。
これがニコチン依存症という病気です。
当院ではニコチンを含まない禁煙補助薬チャンピックスを3か月間内服継続して頂くことで禁煙を支援しております。